ネット・ウェブ業界に身をおいてきた自分が思うWeb3.0時代

web3やNFTのイメージ画像

僕はちょうど大学在学中から社会人として働き始めたのがいわゆるWeb1.0時代、しかも身を置いたのはweb業界でした。
仕事としてインターネットに触れたり自ら情報発信したり企業の情報発信のお手伝いをするのが単純に楽しかったし新しい世界に感動や興奮を覚えていました。当時はウェブの構造もシンプルで少しHTMLやCSSの知識があれば手軽に情報発信をすることができましたが、まだまだ専門的な分野という扱いでした。

その後の技術の発達、スマートフォン・SNS等様々なプラットフォームの登場で、誰もがより手軽で双方向な情報のやりとりが出来るようになりました。
いわゆるWeb2.0時代です。ストック情報としてとウェブサイトという基盤を持ちながらCMS(Contents Management System)を使ってコンテンツをクライアント自ら発信し、検索エンジンやSNSを攻略したり広告を使ってネットによるマーケティングを行うといった仕事に多く関わりました。
Web2.0時代ではプラットフォーマーが巨大化し、それらのアルゴリズムに翻弄され個人情報を握られ元々自由で楽しいはずだった世界に皆が徐々に息苦しさを感じるようになりました。その中央集権的なプラットフォームからの解放がWeb3.0です。
インターネット・ウェブ業界発展に大きく寄与したプラットフォーマーへのアンチテーゼというにはなんとも皮肉な感じがしています。

Web3.0では、ブロックチェーン技術を基盤とし、分散型アプリケーションやスマートコントラクトなどを活用することで、データの制御を個人やコミュニティに戻すことができます。
特にNFTの分野で今後の社会実装が期待しています。アート、エンタメ、スポーツ、観光等の分野での活用が始まっており、ビジネスモデルも大きな変革があると予想しています。
web2.0のように一般化するのはもう少し時間がかかるかもしれませんが、Web1.0.からWeb2.0への延長線上ではなく新しい体験という意味で最初にインターネットに触れた頃のわくわくを感じています。